企業名や出願人の名寄せ
特許の分析をする際に一番悩ましいのが名寄せではないかと思う。
名寄せが必要な理由は
①企業の名称変更、合併、吸収
②単に表記ミス
などがある。
①の解決には商用のツールを使うという手があるのかもしれない(使ったことないので知らないけど)。あるいは企業のHPや会社情報DB見てメモしたりとかやるのかもしれない。だけど分析対象の出願人・企業名が多い場合はかなりキツイと思う。
そんな時利用できるのはNISTEP(科学技術・学術政策研究所)
に公開されている NISTEP企業名辞書 というのがある。これを使えば企業名を検索して変遷やグループ企業などを一気に取得することができる。例えばパナソニックと松下電器産業は同じとか。
さらに外部データとの連携ができるようにコードが付与されているのであんなことやこんなこともできるのではないかと妄想させるところが素晴らしい。一部の特許データへの接続も考慮されている。
ただリレーショナルデータベースの構造で提供されるのでデータベース構築+SQLのスキルは必要になるのである程度の作業は必要になる(自分でHP調べるよりははるかに楽とは思うが)。ただ、逆にそのおかげで検索したりテーブル結合したりしてデータが即取得できるようにはなる。
商用利用もOKなので興味のある方は試してはいかがでしょうか。
②の表記ミスの解決については先ほど触れた一部の特許データを使えば大体の範囲をカバーできる(すべてではない)。これはまた長いので別途。